【 MY NOTE 】

MY NOTE:つれづれと綴るもの。


更新お知らせ用のtwitterはじめました  2017/10/01(日)
ド畜生親父  2017/09/23(土)
今日からEpisode 5-3 の開始です  2017/09/19(火)
Episode 5-2 終了しました  2017/09/09(土)
悪魔の姿  2017/09/08(金)


更新お知らせ用のtwitterはじめました

更新お知らせ用のtwitterはじめました。
http://twitter.com/cristinmilites


私はこれまでtwitterもfacebookもインスタグラムも一切やってないという
世の中のトレンドからとんと取り残されている人間でした。

SNSは私の性格上、時間泥棒になってしまう危険性が高いと自覚していたからです。


しかし9月下旬頃しばらくの間、お世話になっているウェブコミックランキングに障害が発生し、
更新のお知らせがまったくできないという状態が長かったため、
いよいよウェブコミックランキングに頼らないお知らせ方法を始めなければいけないかなと思いました。

個人の善意で運営されているサービスはいつなくなってしまってもおかしくはない、
管理人さんの負担を考えると、いつまでも続けてほしいなんていう要望も大変厚かましいのはわかってる、
別の手段も始めて自分から積極的に活動していかねばならないのかなと考えたのでした。


ウェブコミックランキング、学生の頃から十数年お世話になっていて
たくさんのweb漫画サイトをめぐって楽しませてもらったよき思い出がいっぱいです。

幸い障害は復旧して今は平常運転になっているようですが、
ずっと続けてほしいなんて利用者の立場から言うのも酷なことなので
管理人さんにはご無理のないようしていただきたいと思います。



というわけでtwitterを始めてみたのですが、始めたばかりなので要領がよくわかりません。
更新のお知らせやたまにイラストとか、好きな音楽の紹介でもしようかと考えておりますので、
皆さんお気軽にフォローしてください。

漫画友達ゼロで今まで孤独に描いてきたので、お友達もできたら嬉しいです。

漫画を描く、描かないに関わらず一次創作好きの方とお近づきになりたいです。



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添付のカットはお気に入りの一コマ。かわいく描けたと満足しました。

もうひとつ、お気に入りの表情! 
キャラクターの平均年齢がやたらと高い漫画を描いているせいで中高年の描写に自信がついてきました。

Date: 2017/10/01(日)


ド畜生親父

ド畜生親父 オスカー・ストラウスの若い頃の姿。
実に薄情そうな顔を描けて満足しました。


この漫画にはあまりはっきりした悪人が出てきませんが、
だからこそオスカー・ストラウスのド畜生ぶりを描く日が楽しみです。

まだまだ何年も先になりそうな話ですが…

Date: 2017/09/23(土)


今日からEpisode 5-3 の開始です

お待たせしました、今日からEpisode 5-3 の開始です。

Episode 5の最終話になりますが、すでに予定しているだけでも膨大なページ数になるので、気が遠くなりつつもえっちらおっちら頑張ります。


ところが先日、気持ちも新たにペン入れした原稿をスキャンしようとしたところで思わぬエラーに悩まされました。

私は現在 Windows10(64bit) /Photoshop CS5 /CanoScan LIDE200という微妙に古い環境で制作しています。

Photoshopでスキャナを使用されている方にはご存知のことと思いますが、
AdobeはTWAINのサポートを見限りつつあるんですよね。

CS5を買ったときにTWAINスキャナが使用できないと知って、
大焦りしてTWAIN対応化プラグインを入れて、スキャンするときだけ32bit版のPhotoshopを起動する、
なんていう応急処理を何年も続けてきました。


しかし先日、スキャンをしようとソフトを起動すると、Photoshopが強制終了してしまうトラブルに見舞われました。

再起動しても何度やってもダメ。
スキャナのドライバを入れ直したり、クリーンアップソフトで色々きれいにしたり、
Photoshopを再インストールし直しさえしたのにダメ。


考えられる原因は?

もしかしたらこの間Windowsのアップデートがかかっていたのでそれで悪影響が出たのかも、
という推論に達しました。

Photoshopが強制終了を繰り返しているうちに、
稀に「グラフィックドライバーにエラー、GPUに問題あり」とエラーメッセージが出ていたので。
(実際にはないのだけれど)

夫曰く先日のWindowsアップデートでGPUをいじるような更新があったらしく、
その余波でAdobe製品におけるTWAINへの影響が出たのではないか、という仮説に至りました。



OSごと変わってしまったのならもうどうしようもない。

こればっかりはデジタルの制作環境で古い製品を使い続けているリスクだと諦めるしかない。


しようがないのでWIAとして無理くりCanoScan LIDE200を使おうとすると、
まるっとBMPで保存されてしまうため、使い勝手が悪いのなんの。
ゴミも無選別でスキャンされるし、色がとても薄い。
これで線画をきれいに出す技術は私にはない。


ゴミ取りも勝手にやってくれるし線画の色の出も好みな
ScanGearというキヤノンのスキャンソフトが漫画の線画取り込みにはちょうどいいので
(というかそれしか使わず十数年)
それが使えなくなるというのはもはや天変地異のごとき衝撃でした。


あまりのショックに倒れそうになっていると、
夫がGIMPというフリーの画像ソフトが使えるんじゃない? と提言してくれたので早速トライ。

するとScanGear使えた!
PSDでの書き出しもできる!
今までよりちょっと工程数は増えるけど、でも十分使える!ヤッホー!



というわけで半日かかった試行錯誤の結果を書き残しておきます。
似たような状況に陥り困ってしまった方が検索でお越しになられたときに参考になりますように…


GIMPというソフトも、オープンソースで開発されている今人気のフリーソフトらしいので
ここにご紹介しておきます。

http://forest.watch.impress.co.jp/library/software/gimp/


Date: 2017/09/19(火)


Episode 5-2 終了しました

昨日、一言メールフォームよりメッセージくださった読者の方へ、いつもありがとうございます。
匿名の方からのご声援に総じて御礼申し上げます。


一人でこもってカリカリ描いていると、ときどき猛烈に疲れを感じて
これを描いてて果たして意味はあるんだろうかと、自分のやっていることに虚しさを覚えることもあるのですが、
読者の方の存在を感じられるととても励みになります。

メッセージくださったり、ウェブコミックランキングのご投票もいつもありがとうございます。

こうして反応いただけると、妄想盛沢山のSFを好き勝手描いていても
一人相撲しているのではないのだと安心させていただいています。


趣味の漫画とはいえ、何も達成できないまま終わる人生が何よりも嫌なので、
あと何年かかるかわからない先の長い道のりですが、
完成目指して着実に一歩ずつ頑張ります。


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さてEpisode 5-2 は終了です。

エピソードの後半は、第三者が介在することで心象操作ができてしまうという心理メカニズムをトピックに扱って描いていました。


「〇〇がお前のことを褒めていたよ」
と言われると、本人に直接褒められるよりもなんだかより一層嬉しくなる。

逆に「〇〇がお前のことバカにしてたぞ」
なんて言われてしまうと、今度は余計に憎たらしく感じてしまう。


あるいは「私はとても優秀です」と本人が主張するよりも、
「あいつはすごい優秀なんだぞ」と第三者に言ってもらった方がよっぽど信憑性が高く感じられる。


こんな第三者が介在することによる心象の増幅効果は、
近頃は心理学用語でウィンザー効果なんて言ってバラエティ番組等でも言及されているようですが、
私はそれを知ったのは阿刀田高先生の本からでした。

(7月23日の記事にもそのことについて書いていました)



クマイラは主人公の父親としての威厳を保たせるため、また幼い子に人を敬う気持ちを教えるために
自ら彼を尊敬してみせました。

母親たる役目の彼女がそれをすることによって、幼子に父の威厳を教え込むことができる。


そして実際のところ、信仰というものもこれと同じ作用が働いているのだと阿刀田高先生は指摘されていました。


とどのつまり、誰も神なんて見たことがないのですよ。

それなのに何故多くの人が神の存在を信じているかというと、
他の人が神は存在する、神は偉大だ、神を敬わなければ、と言うからです。

幼い頃からその刷り込みがなされ、文化と習慣と交わり、人の心に深い信仰心を芽生えさせていく。


こういう心理メカニズムは社会不安のときにも使われることがある。


日本の例でいえば、戦前の軍国主義に突っ走った時代、
軍部の指導で天皇陛下を現人神だと称え、国民に狂信的忠誠心を持たせようとした側面があります。


日本兵はクレイジーだ、天皇陛下万歳なんて言って命も惜しまず突進してくる、
なんて米英の兵士にも異様に映ったほどの忠誠心を植え付ける必要があったのです。

それが良い悪いの話ではない、事実としてそういうメカニズムは存在したのだ、と阿刀田先生は言われていました。


現人神だった昭和天皇の肖像写真は「御真影」といって学校にも置かれ、学童にも厳しく礼拝することを指導しました。


天皇陛下は現人神なのだから、滅多なことでお目見えできるものではない。
ましてそのお声を聞くなんてとんでもない。

こういう時代だったからこそ、敗戦を決めたときの玉音放送は天地がひっくり返るほどの事態だった立場の人もいたわけです。


天皇の肉声を収めたレコードをラジオ放送の直前で奪還しようなんていう事件もあったそうで、
そこに熱い人間ドラマを感じました。




人の心理はあらゆる方向に操作できるものなんだなと阿刀田先生の本から着想を得て、
この漫画のストーリー構成も組み換えたりしました。



人間の心理というものは驚くほど簡単にコロッと操作できてしまう。
でもそれが一人二人ではない、大挙になれば歴史を動かすうねりに変わる。

そういう流れが面白いなといつも感じています。



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さて、また少し休んでEpisode 5-3に取りかかります。

次のエピソードもとんでもなく長くなりそうで、年内に終わらせることができるのかわかりませんが、
頑張って描いていきます。

少々お待ちを。


Date: 2017/09/09(土)


悪魔の姿

中世の写本に描かれた悪魔図を参考に描いてみました。

悪魔の姿というのは時代の流れと共に顕著に変わっているので観察していて面白いトピックです。

だいたいルネサンス以降から悪魔の図像も洗練されてしまうので、
そこまで恐ろしさは感じられなくなってしまう。


しかし暗黒期の中世では悪魔は愉快な顔をしていてとても不格好。
そして頭が悪そうで、絶望的に話が通用しなさそうなところからとても恐ろしく感じます。

http://woodewalkers.wordpress.com/2011/10/23/medieval-demons-i-from-legion-to-demonology/

この写本の悪魔なんかファンキーな顔してるぜぇ、
でもすげぇ頭が悪そうだ、
おいちょっと待て、話を聞け、なんて猶予を乞おうとしても全く利かないんだろうなぁ、と思うのです。


豚や猫、狼、鶏に魚のエラなどを組み合わせたようなデザインなのも、
当時の人がどんな動物を不浄に感じていたのか見て取れるようですね。


2枚目のイラストは、下のエントリで書いた
L'ham de Foc の "Angels de Menta" にあるフレーズが気に入ったのでイメージして描いてみたのです。


- Els diables ballen amb corbelles fines.

- 悪魔が鋭い三日月鎌を持って踊り

というところ。

写本風の平面的な悪魔図がイメージされたのでした。


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さてマルセルが悪魔の図像を借りて隠喩している物事を、
読者の皆さんもそれぞれご自分の環境や経験から察してくださればいいなと思います。


世の中には、どういうわけか常に
弱っている人の心につけ込んで利用してやろうという不届き者がいる。

私は過去にそんな人間に被害を被ったわけではありませんが、
これから先ないとも限らない。


必要以上に自分を大きく見せたり、自分が持ち上げられるのを異常に喜んだり、
まして自分に超常的な存在と通じる能力があるなんて豪語するような人間が信頼のおける人物であるはずがありません。


古今東西、あらゆる宗教や哲学の中でそういう人間は戒められてきましたが、
未だになくならないのは人間本来の業のひとつなんでしょうね。

そしてアブラハムの宗教の中では、そういう者たちは悪魔に憑りつかれたのだと揶揄されてきたように思います。


なぜこういうことを描こうと思ったのかというと、
みだりに神の名を騙って人を操作してやろうという魂胆が、
特に信仰高い地域において諍いや紛争の種になっているのだと感じているからです。


宗教に寛容な日本ではあまりそういうことが起こるとは考えにくいのですが、
一方で霊感商法やらカルト宗教やらで金銭トラブルはわりと日常的に起こっている。

(父が亡くなったときに父の知人のつてから怪しい宗教の勧誘が来たのは怒りを通り越して飽きれたものです)


弱っているときは誰かに助けてほしいと藁をもすがる気持ちになるのはわかりますが、
自分と向き合い、自分の力で克服する以外に 自分が救われる方法はないと私は考えています。


弱っているときに向こうからやってくる人間にはくれぐれも注意したいものですね。



Date: 2017/09/08(金)


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