【 MY NOTE 】

MY NOTE:つれづれと綴るもの。


スタンリーパパ  2018/04/15(日)
Episode 5-3 Part 3 のはじまりです  2018/04/04(水)
カラーイラスト  2018/03/29(木)
Episode 5-3 Part 2 終了しました  2018/03/27(火)
『エルサレムのアイヒマン』  2018/03/24(土)


スタンリーパパ

スタンリーはきっと女の子のパパだろう。
そして恐妻家。



描いていてそんな空想が広がったので1P漫画にしてみました。

屈強な軍人だけれど女の尻に敷かれている。

Date: 2018/04/15(日)


Episode 5-3 Part 3 のはじまりです

今日から Episode 5-3 Part3 の更新を開始します。

もうちゃっちゃと描いていきますよ!
Episode 5のラストに向けて、描き上げるのが楽しみなので頑張ります。


さて、今回のお話は当作屈指の変人、ジョン・カリストのサービスショットからお届けします。

Date: 2018/04/04(水)


カラーイラスト

恥ずかしながらモノクロの漫画原稿に比べてカラーイラストを描いた枚数が圧倒的に少ないので
未だに自分のカラーでの作風が確立しておりません…


という旨を過去何度も言っている気がしますが、
毎度毎度下手で気後れしながらも、逃げてはうまくならんぞよとデジタルで色塗り。

デジタルツールは、自分の頭と手が剥離しているような気分になって
うまく制御できないのですが、
アナログにはない利点も大きいのでこれからも折を見てチャレンジします。



ところで3月27日に一言メールフォームからメッセージくださった方、どうもありがとうございました。

どうぞ拡散してください(笑)
Date: 2018/03/29(木)


Episode 5-3 Part 2 終了しました

今日で Episode 5-3 Part 2 は終了です。
もう一心不乱に描き進めました。

106ページのマルセルのセリフが描きたくて、
それを目指して黙々と描いていたのです。


作者がBBAになったら漫画も説教臭くなってアレなんですが、
BBAになった特権で説教臭いセリフを描く。

特に若い方に、最近で一番私が伝えたかったことをマルセルに喋ってもらいました。


考えることをやめないで、日々あれこれ事の大小を問わず考え続けてほしいなと作者は思います。


特に自分はどう生きたいのか、そのためにどうしたらいいのか、
今の自分が嫌ならばそれを変えるにはどうしたらいいのか、
蓋をしたくなるような考え事でも、目を背けずに向き合ってほしいなと思っています。



作者もあれこれ悩み考えながらBBAになりました。
割と今のBBAステータスを気に入っています。

今の状況を気に入っているのは、
それなりに20代の頃に自分が考え努力してきたからだという自負もあって、
だからこそ若い人たちには人生に悲観せずに、常によりよく生きることを考え続けてほしいのです。


日本はダメだ、社会はクソだ、という大人も大勢いるけれど、
同じ大人の立場から見て
彼らの不満足な現状は往々にして自分の中にその因果があることが多い。

過去の自分に目を背けて未来までクソだと若い人たちに幻滅を投げ放つような大人にはなりたくないなぁ、と常々思います。


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さて今回のお話は、いい加減登場人物も増えてややこしくなってきたので
ストーリーと各人の立場や主張を整理するためのおさらいとして描きました。

本編の話は1mmも進んでないのにおさらいで100p越えとは(;∀;)

けれどそれほどしんどくなかったのは描き応えのある絵をたくさん描けたからだと思います。

想像以上に時間がかかってしまったんですが、今回は絵作りも息切れせずに頑張れたので結構充実した画面になっていると思います。


私は同じ人物を同じ空間で延々と描き続けることが苦痛なんだとわかりました。
今回は色んなキャラクターを、様々な背景で描けたので楽しかったです。

普段は話の終わりに近づくと、
こんな漫画描いてて意味あるのだろうかと呪いのような疲労感に襲われるのですが、今回はかなり元気でした。


マルセルとアル=デステが現状の人物の立ち位置を話し合う内容ですが、
ただ座って延々と喋っているだけという絵は漫画として致命的。


そんな状況で100pももたないと考えているうち、
ふとナインボールに例えて会話を進めることを思い立ったので採用したのでした。


ビリヤード、私はすごい下手で、そもそもそんなに数をこなしたこともないので
ヘンだったらごめんなさい!
見過ごしてください… へへ…(^^;;)


少し休んで、Episode 5-3のラストに向かって頑張ります。

Episode 5-3、本来なら去年の年末には終わっているはずだったんだけど(脳内スケジュール)
時間は伸び伸びですな。

でもちょっと時間をかけても絵作り頑張ろうというのが今年の目標なので、
読者の皆様、またこれからもゆるゆるお付き合いください。



Date: 2018/03/27(火)


『エルサレムのアイヒマン』

『エルサレムのアイヒマン』は副題が「悪の陳腐さについての報告」となっている通り、
悪は特異な性質を持つ悪人が作り出すのではなく、思考停止の凡人が作るものだと
アーレントがその気づきを報告するために書かれた本です。

あれほどまでに残虐な戦争犯罪に加担していたナチの幹部なのだから
アイヒマンはとんでもない大悪人に違いない。
人々はそう思い込んでいました。

しかし法廷に立つアイヒマンの言葉は、自分はだた規則や法に従っただけだと答えるのみで、
一貫してそこには真面目で実直で凡庸な役人がいるにすぎなかった。

その光景を見てアーレントは、特殊な状況下では人は考えることをやめ、
残虐な行為も無心でできるようになってしまうと気づいたのでした。


そうして悪は人間の陳腐さから生まれるものだと報告したかの本は、
想像以上の批判を呼んだそうです。

当時、悪人とは生まれ持ってそういう性質を持った人間だけがなるもので
無垢で善良な一市民が戦争犯罪に加担できるわけがないと人々は思い込んでいました。

アイヒマンがただの平凡な男だったという報告は
人々の期待に添わず、
また自身も亡命ユダヤ人であるアーレントが彼を擁護するような発言をしたこと、
また裁判そのものの正当性を問うような彼女の姿勢が許され難く、
アーレントは多くの友人を失ったそうです。


『エルサレムのアイヒマン』が刊行されたきっかけで
イェール大学でミルグラム実験というものが行われました。

これは、閉鎖的な状況下において、被験者がどれだけ権威者の命令に従うかという心理実験で、
被験者が壁を挟んで隣にいる人物に問題を出題し、間違えれば罰を与えるというシンプルなものでした。
"権威者"は被験者と同室にいて実験の続行を指示します。


罰は段階的に設定されていて、
中には壁越しに聞こえる悲鳴におののいて実験を中止してしまう被験者もいる中で、
統計上65%の人間が最大レベルの罰を与えてたという結果になりました。

なぜ止められなかったのか。

"権威者"がいたからです。


閉鎖的な環境下で"権威者"に指示されると、
嗜虐的な思考を持たない普通の人間でさえ残虐行為を働いてしまえるのだ。


戦時下という異常事態の中では、
往々にしてそういうメカニズムが作用しているのだというひとつの結論が導き出された実験でもあるでしょう。


こういう心理実験は今でこそ当たり前にその結果を受け入れられていますが、
アーレントの勇気ある報告がなければ、世界がその単純な人間心理に気が付くのが遅れていたのだろうなと思います。


そして一個人を断罪したところで戦争の悪が解消されたのかというと、決してそうではないはず。

もっと根本的な、単純な人間の心理、粗暴さに目を背けてはいけません。


極東裁判を描いた山崎豊子先生の『二つの祖国』では、
戦争が起こる深層心理は人種差別意識ではないのかと山崎先生は語っていました。

白人がいる国に原爆は落とさなかっただろう、という趣旨の記述がとてもショックで
数日考えこんでしまったほどでした。


(以降は昔この日記に書いた文章だけれどあらためて)

単なる肌の色で人の価値が量られていた時代があったということ、
そしてその価値観は未だ完全には消え去っていないこと、
人が見た目だけで判断されて正当に評価されない辛さやそれを受けた者の惨めな気持ち、
こういうやり場のない悲しさがこみ上げてきました。


実際小説も憤りのやり場のない終わり方をします。
差別とはそういうものなのだ。
明白に誰が正義で誰が悪と断定できるわけでもなく、ただやりきれなさが残るだけ。
そういう作品でした。



太平洋戦争の事後となると、右だ左だときな臭いものですが、山崎豊子先生は一環して中道の人だと思っています。
日本に対して愛国心は強く、けれど非を是と無理に押し曲げることもしない。
そういう山崎豊子先生の描いた極東裁判は、日本軍の擁護するべき点は擁護し、非難するべき点も非難し、
ただ戦勝国が一方的に敗戦国を裁いた、
戦争を裁く法などないにも関わらず、敗戦国ゆえに理不尽を飲まねばいけなかった、その苦悩を描いたものだと思います。
Date: 2018/03/24(土)


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