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セルフチェックシート記入例~スターウォーズ Episode 4

前回の記事でセルフチェックシートの項目の内容を説明いたしました。

その具体的な記入例があったほうがよりわかりやすいだろうと、『スターウォーズ』の特に『エピソード4』を例に挙げて作ってみました。

スターウォーズ Episode 4 を使った記入例

SWEpi4Sheet

実にシンプル。脚本のお手本のような名作!

なぜ『スターウォーズ エピソード4』を例に挙げたのかというと、単純に私がストーリーを克明に記憶していてかつ知名度が高い作品がそれくらいしか浮かばなかったというだけなんですが。

遠くのほうにある記憶を巻き戻しながらも全ての項目を無理なく埋められることに感心します。実にシンプルで脚本のお手本のような名作ですね。

ちなみに()書きの部分は『エピソード4』の表面を観ただけではわからない部分ではあります。

シリーズ全体を通して観ないと見えてこないキャラクターの内面

ダース・ベイダーの行動の「内的な動機」はシリーズ全体を通して見たら掴めますが、『エピソード4』を観ただけではよくわからない。黒づくめのシューコーシューコー言っている見た目のインパクトは最高な悪役にすぎません。キャラクターの人間性の描写はほぼなく、自我なく行動している舞台装置的な悪役です。

同じくオビ=ワン・ケノービの「内的な動機」も『エピソード4』だけではほぼわからない。

隠居していた爺さんは実はすごく強くて伝説的な人物で、主人公に武器と力を与えてくれたが、あっさり戦いに敗れて消えた(文字通り)な実に主人公にとって都合の良い協力者として存在していました。

このあたり、深く突き詰めても仕方がない。『エピソード4』の目的は単純明快なヒーロー活劇を描くことだったのだから。

「脚本上のテーマ」はちょっと迷った

「脚本上のテーマ」の項目はどう書こうか迷いましたが、『エピソード4』には普遍的な教訓めいたテーマはほぼないように思えて、「とにかく痛快で楽しい冒険活劇を描く」ことに注力されていたのだと思ってこう書きました。

なにせ『エピソード4』が制作された1970年代はベトナム戦争への反省から、内省的で陰気な反戦映画が映画市場を占めていて、その反発心から本作が制作されたそうです。

小難しい反戦論も、そこに停滞しているだけの内省もいらない。単純明快なストーリーに首尾一貫することそれ自体が脚本上のテーマだったように思います。

あああ、いいですね。久々にスターウォーズを観返したくなった。

もちろん私も大好きです。ただ私は旧三部作からではなく、新三部作のEpisode 1 から入った世代でした。もうハマったハマった。ペプシのボトルキャップは未だに実家にある。

しかしアレですね、新・旧三部作なんて呼んでいること自体がもう今の若い世代には通じず…

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