はじめに

オヴェリアとディリータの物語を書きたい、そう思いながら何年経ったことでしょうか。
既に発売から8年経った今でも私を魅了してやまないFFT、全てが愛しい中でやはり私が一番気にかかるのはこの二人のことでした。
様々な道徳観が交錯する作中の中で最も人間的に生きていたのがこの二人だったと思います。時として利己的で弱く、己の欲望を捨てきれず結果自分自身に身を滅ぼされた二人です。なんじゃこいつは、と思うくらい利他的に生きた主人公ラムザとは全く違う、愚かで、それゆえに人間的な人物像でした。
悲劇的な結末を迎えるエンディングを見て以降、私はとても腑に落ちない気分になって、どうしても自分の納得のいく解釈をしたくてなりませんでした。そうして、中学生の頃からネタを温めていたのが本作です。
私の妄想パワーをフル回転させ、いかにして二人があの最後を迎えるか、私なりの想像と解釈を形にして見たかったのです。全くゲーム本編とは異なるパラレルワールドになりますが。

本作の制作は3年前の2002年から始めていたのですが、実質ペン入れを始めたのはつい最近です。3年も経っているのにちっとも絵が変わっていないのが情けないですね・・・。 とはいえ、足かけ数年越しに渡るものなので愛着もひとしお。
また例の如く遅筆なので鈍足更新になるでしょうが、愛情込めて描いていきますので、皆さんも温かい目で見守っていてくださいませ。

またFFTを知らない方々には何のことやら・・・ とよく分からないでいらっしゃるでしょうが、絵だけでもお楽しみいただければ幸いです。



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最終更新 2006年8月19日 p36,p37
2006年3月13日 英語翻訳バージョン更新しました